連載 モンタナバンド秘密 一気読み ③
その1
その2
■ --進化する確率論 モンタナバンド---- ■■■

ボリンジャーバンドは、株価の位置を標準偏差を使った分布チャートを相場に表すことによって
非常に確率的に希な位置にある、ということを表現しました。
たとえば、この日経平均はボリンジャーバンドの-2シグマ、チャートでみると
ピンクのラインで止まって、反転し、戻っています。
日経225先物 日足 ボリンジャーバンド
このように、下げにおいては、どこのポイントが希、なのかを具体的な数値をもって示すことになっていますので、それで近頃は重宝されているのです。
このシグマのラインは、変化を見せるラインで、シグマ-2、-1、+1、+2、
時によって-3、+3までが使われます。
もちろん、シグマ3のレベルまでいくと、0.27%の各位率分布となります。
これを使って、売られすぎ、買われ過ぎを判定するわけです。
そして、これを進化させたのが、モンタナバンドです。
■ --似て非なるもの---- ■■■
同じ正規分布と、シグマでその範囲を示す、
ボリンジャーバンドと、モンタナバンドの違いを少しみてみましょう。
まず、本日(連載当時の価格)の米国10年債 価格ベースの日足は
ボリンジャーバンド
今日、この動きは、下値抵抗ポイントをシグマ-1として、そのポイントに到達、デフォルトが回避されて、若干戻しています。
ただし、このブラフの数値は、本日の数値です。
一方、モンタナバンドは
今日、シグマ-2に到達して反転しているのが、分かりますが、
///さらに、明日の抵抗ポイントもすでに決まっているのです。///
つまり、明日、シグマ-2のレベルはどこなのか、その抵抗ポイントを推定しているのです。
ここから、明日の目標が分かります。
この10年債が、上値抵抗ポイントである、ブルーゾーンの上のラインを抜いてくるとき、
下降トレンド抜け、となります。そのポイントが明記されるのです。
ドル円の本日の日足をみると
ボリンジャーでのシグマ1である、緑のラインに乗っています。
モンタナバンドでは、すでに、本日、シグマ1のピンクのラインに乗っていて、トレンド開始を示唆している。
このように、モンタナバンドは、今でなく、明日を今日計るツールとして、
その気流を見ているます。
ブログでは、主要指標の、抵抗ポイントをお届けしています。
その中心となる見方は、このバンドにどう乗っているか、という部分になるのです。
その1
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